掛川市森林組合
掛川市森林組合

地域の木を地域の建築へ

私たち森林組合は、森と街・木と人の架け橋になることを目指しています。そこで一番重要になるのが、“地域材の利用促進”です。かけがわの森は先人たちの努力の甲斐があって、ようやく資源として充実しつつあります。この豊富な資源を活かし、林業を循環させていくことでかけがわの森はより良いものになると信じています。

地域材の良いところ

低炭素社会構築に貢献できる。

木は大気中の二酸化炭素を固定することから、木材の利用は低炭素社会に寄与するものです。しかし、日本はまだまだ外材頼りな部分も多いのが現状です。アメリカやロシア、ヨーロッパなど外国で伐られた丸太や材木は船に乗って日本にやってきます。その距離は船に乗って何千、何万キロにも及ぶでしょう。しかし、地域材ならせいぜい数十キロ~数百キロ程度です。外国産より日本国産、日本国産より地域産材というように産地に配慮することで、木材輸送時に出るCO2量を大きく減らすことができるのです。

地域経済が潤い、地域の山の健全性が保たれる。

地域の木が活かされるまでには、山で丸太を伐り出しする人、丸太を運ぶ人、丸太を製材する人など様々な人の手を渡ってから製品や物件に利用されます。遠方から買ってきて使われるだけの木は、地域の人たちが関わる機会が少ないのです。地域林業に経済が回ることで林業サイクルが適正に循環され、災害防止・水源涵養・生活環境などが保全さるなど、街での生活の質が向上することに繋がります。

製品や物件に“地域の森”との繋がりができ、ストーリーが加わる。

地域産材の製品や建築は暖かみがあるだけではなく、木が“その土地で育ち、伐り出されてきた”というストーリーが加わります。それにより、製品や建築に触れる人が学びの機会を得たり、愛着を持ってくれたり、その物を大切にしたいと思う気持ちを芽生えさせてくれるものだと考えます。

広がる、かけがわの森から

ここでは、私たちが実際に取り組んできた地域材活用への原木供給事例をご紹介します。

掛川市森林組合 新事務所

掛川市森林組合の新事務所です。掛川市産材を

ふんだんに使ったWOOD.ALCが特徴的です。

公民館(掛川市宮脇区)

掛川市内(宮脇区)の公民館です。主要構造材

のFSCプロジェクト認証を取得しています。

宮脇区の皆様と一緒に伐採した木も使っています。

粟ヶ岳かっぽしテラス(掛川市東山)

茶文字が目を引く粟ヶ岳の山頂休憩所です。FSCの全体プロジェクト認証を取得しています。世界農業遺産の茶草場農法が織りなす風景が最高です!

オリパラ選手村ビレッジプラザ

静岡県主体の選手村ビレッジプラザ用材納品プロジェクトに協力しました。全国各地の木材と肩を並べて、選手たちをお迎えします。

ならここロッジ(掛川市居尻)

地元キャンプ場のロッジの外壁用材(スギ材)を納材しました。ログハウス風の素敵な外壁です。

こども園(掛川市横須賀)

掛川市横須賀地内のこども園用にスギ材を納めました。(梁桁が掛川市産材)

組立式ジャングルジム

オーダーメイド本棚

ヒノキスケール

組立から解体まで楽しめるイベントツールで、当組合で貸出も受け付けています。

材料はもちろん、掛川市産FSCヒノキ材!

ウッドデザイン賞を受賞しています。

>レンタルの詳細はコチラ

掛川市産材で作られたオーダーメイドの本棚です。FSC認証製品で、掛川市の3つの図書館に設置しています。

掛川市の新小学校一年生全員にプレゼントをしています。入学式の際に生徒さんたちに配られ、これからの学びをお手伝いします。

掛川市森林組合 〒436-0335 掛川市大和田320-1 TEL.0537-25-2111 FAX.0537-25-2113